■太陽面にカシオペヤ座現る！

　太陽の表面には黒色の点（黒点）や白いしみ（白はん）等がみられ、活動が活発な時期には多くの模様がみられる。その太陽面に、なんと星座の形を
した黒点群が現れているのに気づいた。その星座はアルファベッドのＷの形をしているカシオペヤ座だ。
平成14年4月６日早朝、変光星観測終了後、東の空に顔を出し始めた太陽にサンフィルターを取り付けた10倍の双眼鏡で確認。ただ配列がＷというだけ
ならとりたてて大騒ぎしないが、この黒点の大きさのバランスがそれぞれの明るさに匹敵し、一番明るいγ星がもっとも大きく、カシオペヤ座の暗いδ
星がそれなりに小さくなっていたことに驚かされたのだった。さらにはη星まで同じ位置にあったことは、単なる偶然にしては出来過ぎだ。
本日７日に晴れたので再度確認し、記念に屈折望遠鏡にデジカメをセットして撮影したのがこの画像。
この黒点群は太陽面の西方向にあり、前日よりは西に移動し、ε星あたりはもうすでに西端すれすれ状態でかろうじて全景がのぞいていた。

撮影データ

日　付：平成１４年０４月０７日　１５ｈ１０ｍ

機　材：ボーグ７６　ペンタXL28　コリメート方式　キャメディアC-700

露　出：オート

撮影者：きらぼし

 

 

 

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徐々にカシオペヤ座が形成される様子がわかります。

 

2002/04/07