韓国ドラマ「冬のソナタ」に酔いしれて

年の瀬も押し迫った12月15日、妻がいきなり「一緒にドラマ見ようよ!」

の一声で見始めたNHK-BS再放送の「冬のソナタ」。遠く忘れかけていた淡い初恋、その切なく散った甘い思いを再び呼び覚ましてくれるドラマで

した。最後までどうなるかわからない展開にヤキモキさせられましたが、最後にチュンサンが建てた(ユジンの設計)建物で再会し、熱く抱擁するシ

ーンには胸をなでおろし、見ている私をホットさせるラストでした。

この瞬間に至るまで、多くの障害が邪魔しますが、最後に愛は勝つを実証する内容でした。最初の4話まで見終わった時点で、3日目の5話からは時間

がもったいないので見るのやめようと思い自分の書斎に戻りましたが、妻がいつものように一人で見始め、テーマ音楽が流れ始めた時、気がつけば妻の

隣に座っていました。その時点ではまだ強くひきつけられる魅力というものはなかったけれど、ドラマで流れるいくつかのメロディは確実に私のハート

を捕らえていました。ドラマで流れるサウンドを聞けるだけでも価値があると思い、5話・6話も立て続けに見てしまいました。この日はいつになく涙

を誘うシーンも多く、5・6話で完全にはまってしまったようです。

ドラマの脚本や演出も魅力の一つですが、やはりチェ・ジウとぺ・ヨンジュンの二人の役者の魅力に依るところが大でしょう。数々のくさい台詞が飛び

出してきますが、なぜか新鮮な響きです。いまどきこんな純愛ストーリーなんてタブーな時代だからこそ、このドラマにひかれるのかも。

タイトル通り冬がテーマになっているので、随所に雪景色が出てきます。

雪と言えば白。白は純白、純潔を表す色です。その純白の白が二人をそっとやさしく包む、それがまた憎たらしいぐらいロマンチックなムードになりま

す。このドラマには不自然な場面も数知れず登場します。あげたらきりがありませんが、そこはドラマの世界なので許すとしましょう。

このドラマを見ていて「役柄で大好きな人は?」と聞かれたらまずキム次長をあげるでしょうね。仕事上でも私的な面でも良き理解者である彼が大好き

です。彼の存在は、ミニョンさんにとってもドラマ上では大きな支えになっていましたよね。私の家内は、ドラマ終了後より大のぺ・ヨンジュンファン

になり、明けても暮れてもぺ・ヨンジュンです。あのさわやかな笑顔の虜になったようです。家内のぺ・ヨンジュンに対する熱い視線は、しばらくは続

きそうな気配です。

 

2004/02/11